Eジャスティス法律事務所など法律事務所では何をするの?

弁護士法第20条1項では、弁護士が仕事をする場所のことを法律事務所としています。法律事務所には個人の法律事務所と法人の法律事務所があり、個人はEジャスティス法律事務所のように法律事務所の字句のみ、一方法人は法律事務所名の前に弁護士法人の字句が加わります。この2つは事務所の設置数、弁護士の数、福利厚生面で大きな違いがあります。事務所数では個人は1つだけに限定され、一方法人は設置数に制限がありません。弁護士の数では個人は一人から10人未満、一方法人は一般的に多人数で、大きな所では我が国の四大法律事務所と言われる所では400人を超え、また全世界を見れば数千人の弁護士のいる所があります。そしてそこで働く職員の福利厚生面では個人は国民健康保険と国民年金に加入し、退職金も支給されないことが多く、一方法人は常時5人以上の場合健康保険法と厚生年金に加入し、また退職金が支給されることが多いです。
Eジャスティス法律事務所などで活動する弁護士の使命は、弁護士法1条1項にありますように、人々の社会生活における基本的な人権を守り、社会的・法的正義を実現することです。弁護士の行動規範について、日本弁護士連合会では「弁護士の重要な役割は、病気や怪我を治癒する医師のように、法律の専門家の立場から社会で発生する紛争や事件を円満に解決することである。金銭の貸借、離婚や相続、交通事故などの民事事件では、弁護士は依頼者の立場にたち、依頼者の利益が最大になることを捜し・求め、そしてその利益を獲得することを第一義とし、依頼された紛争や事件を解決するための活動をすること。また刑事事件では、弁護人としてえん罪の防止、過重な刑罰、違法な手続がないように被疑者や被告人の立場に立って弁護人としての意見を述べ、被疑者や被告人に不利にならないよう弁護・主張し、また証拠を提出するなどの活動をすること」としています。このような弁護人の活動がまさに弁護士法で言う人権を守り社会的・法的正義の実現そのものであるとしています。
Eジャスティス法律事務所などの法律事務所を訪れ、弁護士に困ったことの相談や問題解決を依頼したときには一般的に次のようなメリット、デメリットがあります。1つ目のメリットは、弁護士は依頼者の味方であり、依頼者の有利になるように考えて行動し、利益を最大にしてくれることです。2つ目は相手と直接交渉することがなくなり、揉め事にありがちな相手との関係悪化、特に感情的な悪化が少なくなります。3つ目は問題の解決は法的行われますが、その法律の専門家が弁護士であるため、安心して依頼することができます。4つ目は役所への書類提出や書類の受取などについて、弁護士はそれらを代行してくれます。一方デメリットは、弁護士費用がかかることです。金額はEジャスティス法律事務所などそれぞれの法律事務所によって異なりますが、一例として相談時は時間で請求される場合が多いです。示談交渉や調停事件時にはそれぞれ決められた着手金や報奨金を支払います。
Eジャスティス法律事務所などの法律事務所には事務所によって異なりますが、弁護士のほかに弁護士秘書やパラリーガル、司法書士や弁理士と言った専門家が活動しています。
弁護士秘書は大きく分けて秘書業務と一般事務、雑務の3つの業務を行います。秘書業務は弁護士のスケジュール管理や会議資料の準備などです。一般事務業務は電話やメール、来客などの対応、郵便物やFAXの管理などです。そして雑務業務は事務所内の掃除やゴミ出しなどです。
パラリーガルとは法律事務職員とも呼ばれ、米国では早くから一般化されており、我が国では近年取り入れられるようになった職員です。その業務内容は広義には上記の秘書業務に加え法律業務を、狭義には法律業務のみを行います。法律業務は法律に関するもので、戸籍謄本など公的書類の取寄せや契約書など作成、依頼案件に関する法律や判例・条文の調査などです。また依頼案件の事前聞き取りや裁判記録の作成などを行うこともあります。
- 住所-
- アクセス-
- TEL-
- FAX-
- 営業時間-
- 定休日-
- URL-